テープ起こしの基本事項 テープ起こしを依頼する

テープ起こしのための、上手な録音方法

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テープ起こしの依頼をする上で重要なのは、言うまでも無く録音された音声データの良し悪しです。テープ起こしの正確さ、精度を上げるには音声データが良質である必要があります。

世の中がスマホに席巻される前の時代、テープ起こしの依頼はカセットテープやMDなどのアナログのメディアがメインだったそうです。

20代くらいまでの方は、それらの存在すらご存知ない方も多いと思います。そのため、音声にノイズが多かったり、再生時にテープが機械に巻き込まれたり、切れたり、熱で延びたりというトラブルも少なくなかったそうです。

A面、B面があり、片面が終わると裏返して再生するというものだったそうです。今は技術の進歩により、テープ起こしはデジタル時代に入りました。音声のデータは「MP3」、「WMA」などの電子ファイルに置き換わってきました。ICレコーダーやスマホで簡単にクオリティの高い録音ができるようになったのです。

クリアな録音方法について

簡単に高音質で録音できるデジタルデバイスでも使い方を間違えると、聞きにくいデータになる場合があります。レコーダーをポケットに入れて、録音される方もいらっしゃると思いますが、衣擦れ、擦過音が大きく入り、会話がそれに消されてしまうことがあるので、クリアに録音したい場合は、ポケットには入れないことです。

ベストな録音方法としては、少しお金はかかりますが、外部マイクを使う方法です。
ICレコーダーやスマホにもマイクは付いていますが、外部マイクを使った方が断然きれいに録音できます。高いものですと数万円するものもありますが、数千円で買えるものでも、スマホマイクに比べると十分高性能です。

ホールや体育館など、広い会場での録音する場合は、通常スタンドマイクが使われると思います。この場合はライン入力(マイクのアンプとレコーダーを接続して、ダイレクトに録音)すると反響音や会場のノイズが入りません。

講演や講義などの録音でラインでの録音が困難な場合は、単一指向性マイク、会議など、話者さまが多いときは無指向性(全方向性)のマイクが適しています。マイクの形状はいろんな種類があり、ピンマイク、有線マイク、ワイヤレスマイクなど、用途によって使い分けます。アーティストのライブなんかに行くと、ボーカルマイクはほとんどワイヤレスになってますよね。

2本以上マイクから1つのコーダーに収録する場合はオーディオ・ミキサーという、音の混合器が必要になります。ただし、発言している人以外は電源をオフにしないと、雑音を集めることになりかねませんので、注意が必要です。

ICレコーダー、スマホで録音時、外部マイクが用意出来ない場合は、面倒かもしれませんが、発言される方はマイク部分になるべく近づけ発言されるとクリアに録音できます。インタビュー、対談、座談会や少人数でのミーティングの場合、インタビューの発言途中におけるインタビュアーはなるべく相づちは小さいほうがいいでしょう。

相づちは聞いていますということを表現するのには大切ですが、大切な発言途中にそれが消されてしまうケースもあります。

録音時に気をつけること

一時的にパトカーや救急車のサイレン、工事の音が聞こえたときには、ボリュームによっては、まったくインタビューが聞こえなくなることもあるので、一旦中止して、それらの音が消えてから再開するとベストです。
その他のノイズにも細心の注意が必要です。外部からの音を遮断するため窓やドアをきちんと閉めて、エアコン、プロジェクター、廊下の近く、チャイムなどの音が入ってくる場所の近くにICレコーダーを置かないようにしましょう。携帯電話はマナーモードにしましょう。

大切な録音をする場合、もし可能なら、録音時にICレコーダーを2台使って録音することをおすすめします。

案外見落としがちなのが、録音レベル設定ミスによる音の歪みや、書類をめくる音、せき、くしゃみ、ひそひそ話、カップを置く音、何かを飲む音などは録音の妨げになることが多いので注意が必要です。

体育館など、鉄筋の部屋など、構造上どうしても音が響きやすい環境があります。防衛策としては、窓のカーテンを閉めたりするのも効果があります。他にもICレコーダーの下にタオルや吸音用のスポンジを敷いたりするのもいいでしょう。

屋外での録音は、どうしても風の音が入ってしまうので、極力避けていのですが、やむを得ず行う場合は、マイクに布を巻き付けるなど、風を防ぐ工夫をしましょう。話者様が複数の場合、その人数に比例して声の聞き分け、特定が難しくなります。短い発言だと、誰の発言なのかわからなくなります。

可能であれば、司会をされる方がこれから話される方のお名前を「○○さん、どうぞ」と話者を特定できるように呼ぶようにしましょう。あるいは話者様自身で発言される前に自分の名前を名乗れば、正確な特定が可能になります。

音声を感知して自動敵に録音が始まったり、停止したりする機能を使っての録音する場合、音声のボリュームがが小さい場合に録音が自動停止することがあります。そのため、音声を録音する場合は、この機能は切った方がいいでしょう。

録音前にはバッテリーも必ずチェックし、録音モードは可能な限りクオリティの高いモードで録ることをおすすめします。

録音に適した環境と録音方法まとめ

1.専用のマイクシステムを使って録音

会議用のマイクシステムやポータブルマイクシステム等を使用して出力されるような音声は高い音声認識を誇っていて、直接録音する事でよりクリアな音声を録音することができます。

 

2.ICレコーダーへ外付けマイクを接続して録音

手持ちのICレコーダーへ外付けのマイクを接続して発言者又は自分の口元へより近づけた状態で録音する方法です。録音位置が近ければ比較的精度の高い音声で録音する事ができます。

 

3.外付けマイクがない場合、マイク内臓のICレコーダーで録音

一番手軽に録音できる方法ですが、しかし、周りの雑音の影響を受けてしまう為、音声をクリアに録音する事が困難になります。さらに音声認識も低くなってしまいます。

録音するポイントまとめ

ポイント
・音声はステレオ、高音質で録音 ・収録中は位置や向きは変えない。

・収録中は動くとその音も収録してしまうので動かない。

・手に持つ際は動かさず、着衣が擦れないように配慮する。

・置いて収録する場合は近くに動かすものがないかを確認。

・テーブルに置く際は布などを下に置いて設置性を確保する。

・エアコンや扇風機などの風が出るものがある場合は当たらない位置に機材を設置する。

録音の準備の注意
・録音機材には触らないように 録音中は少しの音もかなりはっきりと録音されてしまうので、マイクやボイスレコーダ—には触れないようにしましょう。

・振動音 机の振動や物が擦れるような音などが入らないように、レコーダーの下に布や滑り止めの物を使用して動かないようにしましょう。

・ポケットに入れて録音をする場合 できれば外に出して論音することをお勧めしますが、難しい場合は、布等を巻き付けて服との擦れる音を軽減してください。

・反響音 指向性のマイク等を使用し、音声の方に向けて録音すると反響音は軽減できます。

・空調音 室内録音の場合は仕方がないのでボイスレコーダーのローカットフィルターを使用して録音する事をお勧めします。 ローカットフィルターとは低域ノイズカット機能の事です。

・プロジェクターやパソコンの起動音 直接接続しての録音の場合もあると思いますが、できるだけ距離をとって録音するようにしてください。

・環境音 外の録音、風の音などを遮断する為にも窓は閉めておくことをお勧めします。 その他にも紙をめくる音、紙にペンを走らせる音、食器音なんかも録音されてしまいますが、これはカットしようがないので多少は許容範囲内として受け止めましょう。

録音時と録音後の注意について
・高音質で録音する 長時間の録音モードは音声が荒くなりやすく、ノイズ音をかなり拾うので高音質設定にしておきましょう。

・ホールドスイッチを使用 録音中の誤操作を防ぐため、録音中はもちろん、録音後もホールドスイッチを使用して誤操作を防止しましょう。

・バックアップは必ず取りましょう データが消えてしまうのを防ぐため、録音が終わった際必ずバックアップを取っておきましょう。

・録音レベル 録音レベルはレベルメーターがあるものはそれを見ながらレベルをオーバーしないように気を付けて下さい。 音が割れてしまうと正確な文字起こしができない事があります。 さらに、音声レベルが低いと、編集や音量を大きくした際音質が低下してしまい、ノイズも大きくなります。 録音ソースにもよりますが、レベルは3db(デシベル)~6db(デシベル)くらいになるよう録音すると丁度いいです。

・ポップノイズ 息がマイクにかかることで起こるポップノイズにも気をつけましょう。 マイクとの距離が近すぎるとよく起こるので距離をおけばいいだけのようにも見えますが、風圧は結構な距離まで届く為、単純に話せばいいだけの話ではありません。 対策で一番スタンダードなのはポップガードを使用する事です。

データの送り方

録音されたデータは以下の方法で送っていただくことができます。

〇容量の小さいMP3などのデジタルデータ

メールで送付ができます。比較的容量が小さいMP3形式のファイル等なら普段使われてるメールから対応できます。

〇WMAやWAVなどのデジタルデータ

インターネット上の無料ファイル転送サービスの利用をすることで、音声データを直接送信できる場合は無料ファイル転送サービスなどを利用する事もできます。

〇CD、DVD、レコーダーなどの音声録音機器

インターネットを利用してデータの送信ができないような容量や機器を使用してる場合は、郵送か宅配便でメディアをお送りいただくことも可能です。

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